Scene7
リサーチフェイズ
中等部に起こった異変は火を見るより明らかだった。中等部内のCR空間がメルヘンに書き換えられ、床からは花やキノコが生えている。それはまさにおとぎの国といった様相だ。
廊下には生徒たちの作ったピクシーに混じって奇妙なピクシーが闊歩しており、校舎内は突然やってきた非日常にテンションの上がった生徒たちの騒ぎ声で満たされ、非常に混沌としている。
ウェンディたちは調査を行うべく、おとぎの国へと足を踏み入れた。
リサーチフェイズは、ピーターの居場所を特定するために、奴らの痕跡である「花弁痕」を探すフェイズだ。
ジェームズによって絞られた捜査場所がカードとしてプレイヤーたちに公開される。カードの表面には「場所の名前」「描写内容(どんな場所か)」「判定の難易度」などが書かれている。
つまりカードの表面は「こんな場所を探すと花弁痕が見つかる」ことを示している。
手番が来たPCは捜査場所(カード)を選ぶ。→捜査するロールプレイを行う。→そのロールプレイに合ったPCの能力値を選び、判定を行う。→カードを裏返し、記憶の追体験を行う(暴露描写を読む)。→ジェームズにピーターのデータの欠片が届く。という手順で順番に捜査を行っていく。
なお、PCたちはシナリオ開始時にそのシナリオに設定された[コトノハ]と呼ばれるものを選んで取得しており、カードを選んだPCの[コトノハ]がカードに設定された[コトノハ]と一致していると、捜査や判定を行わずにカードを裏返し、暴露描写を読むことが出来る(これをレゾナンス、レゾナンスパイルドライヴと呼ぶ)。
[コトノハ]は「このシナリオがどういう話なのか」をふんわりと表したキーワードみたいなものだと考えてほしい。
リサーチフェイズは、ピーターのターゲットになってしまった子供の悩みの内容を詳しく知ることのできる機会であり、自身のキャラクターを表現するための舞台でもある。
ここでキミたちは、ピーターを追い詰めるために奴らの痕跡である「花弁痕」を探す。その様子をつうじて、仲間たちにキミのキャラがどんな子なのかを伝えよう。
リサーチフェイズの遊び方に決まった正解はないが、遊び方に困ったら「うちの子ならこういうときこうやって探すかな」「どこにでもいる普通の子供ががんばってたら、なんか捜査が上手く行った」くらいの気持ちでロールプレイするといいだろう。
上記の説明を読んで、よく分からなかったとしても安心してほしい。とりあえずリプレイを読んでいけばおのずと遊び方はわかってくるはず。百聞は一見に如かずだ。
黒雲鵺
外から窓を見るとどうなってるんだろう、普通に中がおかしいのが見えるのか
GM(もたち)
建物の外観は一見普段と変わらないかんじ。内装だけガラリとおとぎの国と化してる。外から覗き見ようとしても窓が外の景色を反射するので外から中の様子は分からない。
リサーチフェイズはPC たちが〈花弁痕〉と呼ばれる、
ピーターの痕跡を見つけ出しそれを破壊(パイルドライヴ)することが目的。
リサーチが完了すると、「ターゲットの悩み」と「ピーターの潜伏先」が明らかになります。
ピーターのターゲットになった子はどんな悩みを持っているんだろう?だとか、
予想したりしながら進めていくといいと思う。
サイクル進行ルールを使って一人ずつカードを選んで捜査していただくわけなんですが、今回は4人なので先にカードを1つ裏にします。
シナリオは5人用に作られてるから人数に合わせたバランス調整用のルールだね。
黒雲鵺
あ、それなんだけど裏返すカードって決まってるの?
GM(もたち)
シナリオによって違うってかんじかなー。
今回使うリサーチカードはちょっと特殊なかんじのノリになってるので、
リサーチカードAをつかってチュートリアルしますね。
んー、とりあえずみんな別行動するかーって流れになったし、
誰かAのカードを捜査する生贄がほしいな
こきゅーとす
生贄
黒雲鵺
生贄…
もやししゃも
いけーニェ
黒雲鵺
いくかー。綾音ならたぶん真っ先に行くし
Dateryu
いってらっしゃ~い