Scene10
不思議の国へようこそ
GM(もたち)
さて、報告と休息は済ませて後日。
キミたちは花澤E子に「今回のお礼がしたいので保健室に来てくださいね~」
とか言われて呼び出されるわけなんですが。
黒雲鵺
まーーここは来ないといけないよなーーー。
Dateryu
またホームルーム前とかかな?
GM(もたち)
時間はまぁとくに指定してないけど……希望があれば?
Dateryu
今度は普通に呼んでもらいたいなと思う棗樹くんであった。
もやししゃも
今度は誰に引っ張って行ってもらいますか、ナツキ君。
Dateryu
普通に呼んでってばぁ!
メッセージ一言飛ばせばそれで済むじゃないかっ!
GM(もたち)
わざわざ集合させるのは花澤の趣味だしなー。
一般的なのはほら、最近流行りのリモートよ。ソーシャルディスタンス。
こきゅーとす
好きな相手を選んでね
黒雲鵺
選択画面のUIが出てる
GM(もたち)
ギャルゲーかな?
黒雲鵺
ちなみに綾音を選ぶと木刀で手をはたかれます
GM(もたち)
草
Dateryu
1,2:せんり 3,4:綾音 5,6:紫乃 で
(コロコロ……)
もやししゃも
乱数で決めたw
Dateryu
1……。
ま た お ま え か
GM(もたち)
この回はせんりちゃん回かぁ
こきゅーとす
やったね
黒雲鵺
運 命
躑躅森せんり(もやししゃも)
「やあナツキ君、きたよ!」
国枝棗樹(Dateryu)
「またぁ!!?」
GM(もたち)
教室内が「ざわっ」てなる。
寺門(もたち)
「国枝……あいつやっぱりかよ……!」
肥後(もたち)
「ふぅん。やるね、彼」
上島(もたち)
「く~に~え~だぁ~~~!」
国枝棗樹(Dateryu)
「ち、違うっ!違うんだよこれには色々と理由がっ!!
うぅ……僕は普通に過ごしたいだけなのにっ……」
こきゅーとす
そして女子と一緒に保健室へ…
もやししゃも
言葉がやばい
GM(もたち)
もう絶対その手のイベントじゃん……
躑躅森せんり(もやししゃも)
ナツキ君がみんなに同情されるレベルでこき下ろして否定しよう。
GM(もたち)
ほんとにやめてあげて?w
もやししゃも
あ、もう保健室ですね
GM(もたち)
(有無を言わさず保健室まで強制連行したことにしたぞこの人)
GM(もたち)
それでは場面は保険室内へ。
国枝棗樹(Dateryu)
教室でせんりちゃんにひどくこき下ろされたので、
保健室の片隅で体育座りしながらスネてます。
躑躅森せんり(もやししゃも)
何故拗ねているか理解できず、不思議そうな顔で見てます
皆月紫乃(こきゅーとす)
紫乃は相変わらずそっと来て、そっと隅に座ってる。
才賀綾音(黒雲鵺)
ベッドにどっかり座ってる
GM(もたち)
ではみなさん、花澤E子に集められて話を聞くわけなんですが……
なにやらいらないことばかり話しているようです……。
花澤E子(もたち)
「あ、みなさんは噂話とかって興味あります~?わたし花澤は結構噂話とか好きな方なんですけどね?こう、その噂話ってどこから来たんだろう~、誰がどうして流したんだろう~とかって想像するのって楽しいと思いません?あ、でも私、噂話を自分から流したことはないんですよねぇ。不思議ですよね~、噂話って、どうして広めるんでしょうね?あ、噂話というとですね?うちの近所に気難しいかんじのおじいさんで林さんって方がいるんですけど~、その方ここ数年くらいは趣味だったドローンいじりも全然やらなくて、ちょっと元気ないなぁ~っていうかんじだったんですけどね?最近妙に元気で、この間なんて自作のロボットの性能を競わせるっていう、メカコンって大会に出ちゃったりしちゃって、もうとにかくすんごい張り切ってるんですよぅ!それがなんでかっていうと、なんでも喧嘩ですっかり疎遠になっていた娘さんと仲直りしたからだ~、っていう噂を聞きまして~。それを聞いて私までなんだか最近ウキウキしちゃってですね~?昨日なんて奮発してコンビニでゼリーを2つも買ってしまったんですよぅ~!あぁ~太ったらどうしよう~やだなぁ~!あ、でも~……」
GM(もたち)
というかんじで、ゴキゲンな花澤は事件のことというより世間話しかしてない。
そしてみなさん気づくでしょう。こういうときの花澤は「時間稼ぎ」をしてると。
国枝棗樹(Dateryu)
「……本題があるなら先に話して下さいよ花澤さん。どうせあるんでしょ?」
ジト目で
才賀綾音(黒雲鵺)
最初はCRグラスで別の事しながら暇つぶしして聞いてたが、いくらなんでも変だと気づいてやめます。
「何隠してるんすか」
花澤E子(もたち)
「へぁっ??
うーん。やっぱりバレバレですかぁ~~」
と悪びれもなく笑う
躑躅森せんり(もやししゃも)
「自作ロボットのあたりもう少し聞きたかったけど、まあいいか…」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「…なにかあるんですか?」
国枝棗樹(Dateryu)
「前から思ってたけど花澤さんって隠し事ヘタですよね。
僕でもわかるくらいには。」
いじけモード継続中
GM(もたち)
とみんなが花澤を問いただしているとですね、
こんこんっ と保健室の扉がノックされる。
花澤E子(もたち)
「おっ!きたきた!どうぞ~!」と花澤は扉の向こうに言い、
花澤E子(もたち)
「サプラーイズ!
今日はあなた達にお礼をいいたいって人が来ていまーす!」
ばっ、と手で扉の向こうを指しそちらへ視線を向かせる
国枝棗樹(Dateryu)
「?」
皆月紫乃(こきゅーとす)
そちらをちらりと
才賀綾音(黒雲鵺)
カーテンで見えないのでシャッと開ける
GM(もたち)
うぃーんと保健室の扉が開かれ、そこに立っていたのは、
綺麗に手入れをされたサラサラのプラチナブロンドの髪、
一見、年齢と比べると落ち着いた大人っぽい雰囲気を持つ少女。
キミたちはよく知っているはずだ。
そう。アリス・ブラックウェルがその姿を見せる。
アリス・ブラックウェル(もたち)
その頭には白い包帯が巻かれていてやや痛々しいが、元気そうだ。
アリスは緊張した様子で一歩進み、保健室に入ってキミたちの顔を見る。
黒雲鵺
コヤツ美少女風をふかしよるぞ
GM(もたち)
てへ!
もやししゃも
まあ実際美少女だしなあ
こきゅーとす
美少女なら許される
才賀綾音(黒雲鵺)
「お、復活したのか」
アリス・ブラックウェル(もたち)
アリスは綾音の声にぴくっとして、
「あ、やっぱり……」
ボソっと。
黒雲鵺
やっぱり…?
アリス・ブラックウェル(もたち)
「はっ…はじめまして。アリス・ブラックウェルです」
そしてアリスはみんなに深々と頭を下げる。
「この度は本当にご迷惑をおかけしてごめんなさい。
そして、助けていただいて、ありがとうございました」
才賀綾音(黒雲鵺)
「へぇ、礼を言われる事なんざないから驚いたな」
国枝棗樹(Dateryu)
「え、ええっ。こ、こちらこそどういたしましてっ」
慌てて立ち上がってペコペコとお辞儀
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……。ええと…、はい。はじめまして、になりますね。」ちょっとぎこちない
躑躅森せんり(もやししゃも)
「正確には二度目だね。
前回は君がドジなあまり頭を打って意識を失っていたから無理もないが。」
アリス・ブラックウェル(もたち)
アリスはせんりの言葉に顔を赤くしてうつむく。
国枝棗樹(Dateryu)
「つ、躑躅森さんっ!」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「えぇっ?事実だよね???」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「だ、大丈夫ですっ!事実ですし、気にしてませんからっ…!」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ほら、こう言ってるじゃない」
国枝棗樹(Dateryu)
「それはまぁ、たしかにそうだけど……」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「躑躅森さんの処置が早くて適切だったからこそ、
なんの後遺症もなく退院できたと花澤さんから教えていただきました。
本当にありがとうございます」
せんりに再び深々と頭を下げる
躑躅森せんり(もやししゃも)
「いやー…それは別にいいんだ。
それよりもわざわざ呼び出してどうしたんだい?」
GM(もたち)
花澤が割って入ります。
花澤E子(もたち)
「たまーにあることなんですがー、
ピーターに収穫(ハーベスト)されて、ウェンディに助けられた人が、
収穫されていたときのことを少し覚えていることがあるんです。
アリスちゃんもそのひとりのようなんですよぅ」
と言ってアリスに話の先を促す。
アリス・ブラックウェル(もたち)
「…はい。マ……母の病院で少しだけ花澤さんから聞きました。
みなさんのようなウェンディ…のこと、私を操っていたピーターのこと。
それは、なんだか別の世界のお話のようで、
そのときはまだ実感がなかったのですけれど……」
国枝棗樹(Dateryu)
「うん、たしかにアレは別の世界って感じだったね……」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「でも、あの、夢のようにぼんやりとしていた頭の中で、声が聞こえたんです。
そして、今みなさんの声を聞いて、分かりました。
あの声はたしかに……みなさんの声でした。
だからきっとそれは、本当のことなんだ。って」
国枝棗樹(Dateryu)
「……」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「それに……今はなんだか、すっきりしているんです。
長い間、ずーっとわからなくなっていた気持ちが……嘘みたいに晴れて、
自分がどうしたいのか、どうなりたいのか。
そういうことが、今ははっきりと見えます」
国枝棗樹(Dateryu)
「そ、そっか……それは、とても良いことだねっ!」
GM(もたち)
ナツキくんさぁ~w
Dateryu
えw
黒雲鵺
草
GM(もたち)
いや~~、棗樹くんだなぁ~ってw
もやししゃも
大事にしてほしい、ナツキ君のその部分
アリス・ブラックウェル(もたち)
「ですから…
助けていただいた身でこんなことを言うのはとても恐縮なのですが…」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「みなさん。花澤E子さん。謹んでお願い申し上げます。
私は……自分を殺して誰かに合わせ、形にこだわっていた今までの自分を、
あなたたちに、たしかに救われました。
これからは、なにかをもらうだけの自分じゃなく、
ひとになにかを与えられる自分になりたい。…そう有りたいのです!」
才賀綾音(黒雲鵺)
「まどろっこしい!結局何がしたいんだお前は」
ちょっとイライラしてきた綾音
アリス・ブラックウェル(もたち)
「ひっ…」
びくっと体が跳ねる。
もやししゃも
頑張るんだ、美少女よ。
アリス・ブラックウェル(もたち)
「だっ…だから!私をウェンディにしてくれませんか!!」
3度目の深々としたお辞儀
国枝棗樹(Dateryu)
「あ、ウェンディ……?そっかー……」
国枝棗樹(Dateryu)
「って、えええええっ!!?」
才賀綾音(黒雲鵺)
あーーーん?って顔をアリスから花澤に向ける
GM(もたち)
じゃあ、あぁ~~ん??って顔を向けられた花澤は、
花澤E子(もたち)
「ん?いいよー?」
しれっと答えます。
こきゅーとす
かるい。
国枝棗樹(Dateryu)
「えっ、ちょっ、本気なのっ?!
花澤さんも……アr…ブラックウェルさんもっ」
花澤E子(もたち)
花澤E子は重要書類ドキュメントに分類されるウィンドウを
みんなに見せるように展開する。
そこにはジェームズのトップである雲母沖継のサインが入っている。
つまり、花澤は最初からそのつもりだったようだ。
才賀綾音(黒雲鵺)
「へぇ……」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……。」目をパチクリさせながら書類とアリスとみんなの顔を交互に見てます。
花澤E子(もたち)
「アリスちゃんにはまだ十分なスプライトが残っていることは確認されています。
ですから、アリスちゃんがウェンディになりたい!と言うのであれば、
私たちジェームズにはそれを断る理由はありません。
もう、親御さんからもそう相談を受けたと聞いていますしねー」
国枝棗樹(Dateryu)
「ご両親までっ!?」
黒雲鵺
両親自由主義だなぁ
GM(もたち)
……。
(それはどうかな……)
もやししゃも
一方的に重荷に感じていたのか、アリスの方が
才賀綾音(黒雲鵺)
「まー私もウェンディになったの中坊ん時だしな、
そのくらいの年齢のやつは多いらしいぞ」
国枝棗樹(Dateryu)
「そ、それはそうだけど……」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ウェンディなんて全然『普通』じゃないけど、いいのかな?」
アリス・ブラックウェル(もたち)
「……ああ、やっぱり私が悩んでいたこと、全部知られちゃってるんですね」
恥ずかしそうに髪をくるくると
アリス・ブラックウェル(もたち)
「はい。もう私は「ふつう」に拘ることをやめました。
そうしようと思えたのは……」
みんなの顔を見る。
国枝棗樹(Dateryu)
「だ、だって、ブラックウェルさんは……その、
戦いをするような性格には……」
GM(もたち)
あっ。アリスにそれは……
こきゅーとす
お
もやししゃも
おやあ?
アリス・ブラックウェル(もたち)
ナツキくんの言葉に、あからさまにムッとして、
ずんずんと進み、棗樹くんに顔を近づける!
「…………」
もやししゃも
あらー!
こきゅーとす
いいにおいしそう
国枝棗樹(Dateryu)
「え、あ、そ、その……ごめん……」
(う、うわぁぁ…顔が!顔が近いっ!)
壁際に追い詰められてる。
GM(もたち)
アリスはなにかいいたげな顔をしていたが……
アリス・ブラックウェル(もたち)
ニコッと微笑んで。
「大丈夫です。 私、こう見えても結構努力家ですのでっ!」
国枝棗樹(Dateryu)
「ふぇっ!?……そ、そうなんだ!それなら……あははは……」
花澤E子(もたち)
「お~。ウェンディ歴1年のナツキくんよりもう強いみたいですねっ!」
国枝棗樹(Dateryu)
「あははは……敵わないや、こりゃ……」
花澤E子(もたち)
「じゃあみなさんおわかりだと思うんですけど~、
アリスちゃんのサポートはしっかりお願いしますね~」
才賀綾音(黒雲鵺)
「まぁそうなるよなぁ……」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「…ふふっ」
微笑んで立ち上がり、アリスのそばへ
アリス・ブラックウェル(もたち)
「?」
ん?って首をかしげる
皆月紫乃(こきゅーとす)
「えーと。」
ちょっともじもじしながらですね。
GM(もたち)
……!!
※なにか察知した。
あざといのがくるぞーーーー!
Dateryu
総員、対キマシ閃光防御ーー!!
黒雲鵺
草
皆月紫乃(こきゅーとす)
顔の前に例のウサギを出して、
『アリスちゃん、不思議(普通)の国へようこそ』
と、喋らせてからウサギを手渡す。
アリス・ブラックウェル(もたち)
「……」
一瞬きょとんとして
アリス・ブラックウェル(もたち)
ぱぁ、と無垢な笑顔を紫乃に見せて、
「ありがとう、ございます…!」
と受け取ります。
GM(もたち)
するとですね……。
アリスの手の中でそのウサギの姿が、黒く変わります。
………そう、どこかの執事のように。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「あっ…」
国枝棗樹(Dateryu)
「……!」
皆月紫乃(こきゅーとす)
"…お嬢さんの「希望」を守るのは、私の使命だ…!!"
という言葉を思い出して。
「…仲良くしてあげてね。」
とアリスに。
アリス・ブラックウェル(もたち)
「……!」
アリスはなにかを思い出したかのように、
そのうさぎを両手でぎゅっ……と抱きしめて。
アリス・ブラックウェル(もたち)
「……はいっ」
と答える。その目には、薄っすらと涙が浮かんでいた。
――――それは、どこにでもある”ふつう”の悩みを持った、
”ふつう”の少年と、”ふつう”の少女たちの、
”ふしぎ”なセカイの物語――――
おわり
GM(もたち)
これにてシナリオ終了となります!
おつかれさまです!お付き合いいただきありがとうございました!
黒雲鵺
親御さん、娘さんは元気です。
おつかれさまでしたー!
Dateryu
おつかれさまでしたーーーー!!!!
GMにLIKE百裂拳!
こきゅーとす
おつかれさまでしたーー
もやししゃも
おつかれさまでしたーー
GM(もたち)
いろいろつたないところあったと思いますけど
うん、いいセッションになりました。ありがとうございます。
黒雲鵺
事故らなくてよかった―
Dateryu
いやー、綺麗に締まったー
GM(もたち)
にしても最後の「不思議の国へようこそ」はズルすぎる……
なにそれかわいい、もっと流行らせようぜ……
黒雲鵺
あざとい。LIKE。
もやししゃも
あざとすぎるわー。これは男子ほっとかない…。
あ、無限ループですね。※冒頭のシーン参照
Dateryu
浄化された。
タイトル回収までしてきやがったぜコイツ…!