リサーチカードD
いつだって自分を殺すのは自分自身だね
最新の防音壁に囲まれた音楽室。教室に入ってまず目に入るのは立派なピアノとオルガンだ。
この日は音楽の授業を行うクラスはないようで、前日の部活で使ったであろう楽器と部員たちの座るたくさんの椅子が並べられたままになっており、「心をひとつに」という吹奏楽部のスローガンが書かれたレイヤーが壁に貼り付けられている。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「いやー、胸に沁みるスローガンだ。
僕の心はいつだって1つだ……」
国枝棗樹(Dateryu)
「うーん、才賀さんは……こっちには来てないみたいだね」
こきゅーとす
紫乃は音楽室の入り口から中を覗き込むように様子を見てる
GM(もたち)
ということで3人で音楽室に来るとですね、
そこにはピンクのうさぎのピクシーが。
なお、その首はちぎれかかってる。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ってなんだあれは」
国枝棗樹(Dateryu)
「うわあっ!?何これっ!?」
GM(もたち)
じゃあそんな紫乃ちゃんに気づいたのか気づいていないのかわからないが、
うさぎのピクシーは、
首のちぎれかかったウサギ(もたち)
「綺麗な赤色の髪に可愛い白の花飾り。
ちょっと小柄な彼女の正体は、実は誰もがご存知、あのチェシャーネコ!
彼女の本当の姿を見たい?見たい?
それなら音楽室で彼女に逆立ちさせよう!
それなら音楽室で彼女に逆立ちさせよう!
それなら音楽室で彼女に逆立ちさせよう!
それなら音楽室で彼女に逆立ちさせよう!」
GM(もたち)
と叫びながら紫乃ちゃんのほうに走ってくるよ。首をだばだばさせて。
こきゅーとす
こわい!
Dateryu
ホラーじゃねえか!
GM(もたち)
めるへんだよ
皆月紫乃(こきゅーとす)
びっくりして音楽室の扉をピシャっと閉じます。
GM(もたち)
草
首のちぎれかかったウサギ(もたち)
うさぎは勢い余って壁に激突します。
こきゅーとす
これで中は二人きりだね。
GM(もたち)
策士か????
国枝棗樹(Dateryu)
「ああっ、み、皆月さーんっ!?」
もやししゃも
これ女の子はいないのよね
GM(もたち)
うん、教室に女の子はいない。いるのはキミたちだけ。
GM(もたち)
綺麗な赤色の髪に可愛い白の花飾り。ちょっと小柄な彼女。
この学校にそのような子はいるのだろうか?
そしてその生徒の正体は本当にチェシャーネコなのだろうか?
GM(もたち)
ということで。
さて、どのように捜査しようか。
黒雲鵺
これ一応判定をやるのはせんりだよね。
GM(もたち)
そうだね。今はせんりの手番だから、
"せんりが捜査して、判定を行って、花弁痕を発見する。"
それを壊さなければ好きにロールプレイしていいよ。
黒雲鵺
あっ!そこの部屋の外にいる長身巨乳を逆立ちさせろ!!!
こきゅーとす
やめて!
GM(もたち)
鵺さんの欲望がだだ漏れだね。
躑躅森せんり(もやししゃも)
少し考えて
「なにをたとえているのかは知らないが、
とりあえず逆立ちさせればいいんだろう?」
躑躅森せんり(もやししゃも)
手を前に差し出し猫型のピクシーをその腕に作り出してのせる
国枝棗樹(Dateryu)
「さ、逆立ちって……
あぁっ、そういうことか!」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「"ひっくり返れ"」
と言いながら腕をグルんと回し、猫の上下を逆転させる。
これで視界は上下逆になるはず。
GM(もたち)
おお~~。その発想はなかった。
黒雲鵺
どういうこと?
(←ぜんぜんわかってない)
GM(もたち)
猫が逆立ちしたのでは女の子を観測したことにはならんけど……
ああ、じゃあせんりをその女の子にしようか。
もやししゃも
ここで判定すればいいのか。
あてはまりそうな能力が……ない!
GM(もたち)
ちなみRW(リアルワールド)能力値もつかえるよ。
あと発想が面白いから判定に+1あげよう。
もやししゃも
じゃあIMA(イマジネーション)だなあw
GM(もたち)
ではIMA+2D6+1でどうぞ。目標値は7なので合計値がこれを上回れば成功。
もやししゃも
(コロコロ…)
13だ。
GM(もたち)
うむ、余裕の成功だな。
GM(もたち)
では、せんりがネコのピクシーをひっくり返すとですね、
そのネコの瞳にうつった貴方の姿が"赤色の髪に可愛い白の花飾りをしたちょっと小柄な彼女"として写っていることに気付きます。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「やあ、こんにちは」
GM(もたち)
せんりがその姿を確認するやいなや、せんりの姿が白い煙に包まれます。
もくもくと。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ぉぶっ!」
国枝棗樹(Dateryu)
「なんか出てきたっ!?」
GM(もたち)
少しの間煙に包まれ……煙が晴れると棗樹くんは気づきます。
せんりの頭に、紫色のネコの耳が!
お尻からは尻尾が!
両腕は肉球のあるモフモフに!
国枝棗樹(Dateryu)
「……」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「……」
国枝棗樹(Dateryu)
「えっと、躑躅森さんって……コスプレが趣味なの?」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「いや、違う!」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「違うが今なら綾音君がデレてくれるきがするぞ!!」
GM(もたち)
草
黒雲鵺
や め ろ。
たぶん耳とかちぎるぞ
もやししゃも
ひっ
こきゅーとす
痛そう。
GM(もたち)
まぁ煙も耳も尻尾も全部ふつうのCRだから痛覚はないよ(マジレス)。
それがリビドだったらたぶん痛いけど。
GM(もたち)
いまのあなたのその姿は一見チシャーネコかと思いますが、
決定的に違うところが一点。
チシャーネコの一番の特徴である、シマシマがありません。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ところでこれだけってことはないだろう、
痕跡(花弁痕)はどこかになかったかな…?」
GM(もたち)
はい、国枝くんが気づくでしょう。
せんりちゃんの背になにかキラキラしたものが貼り付いている。
国枝棗樹(Dateryu)
「あ、躑躅森さん。背中背中」
GM(もたち)
このままじゃせんりちゃんはパイルドライヴできないなぁ~。
黒雲鵺
このクソアライグマ
Dateryu
あ、僕がやれってこと?!w
GM(もたち)
いや、取ってあげてね。っていうつもりだった。
これがきっかけで女の子といいかんじの雰囲気になるかもしれないよ!っていうGMの粋な計らいだよ。しらんけど。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「なんと、助かる」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ウニャニャニャニャ!」
背中を書くように手を振り回す
国枝棗樹(Dateryu)
「ああもう、ちょっと動かないでてね……」
特にドギマギとかはせず、すっと背中についたオブジェクトを取る。
GM(もたち)
しないのかぁ……。
Dateryu
草食系なめんなよ。
国枝棗樹(Dateryu)
「躑躅森さん、取れたよ」
はい、と手渡す
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ああ、ありがとう。
さっさととってくれても良かったのだけど、どうにも君は奥手なのか」
受け取りながら
国枝棗樹(Dateryu)
「ええっ、いや、そうかな?うん、そうかもしれない……」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「まあいいけど。ちょっと覗いてくるよ」
手に取ってパイルする。
GM(もたち)
せんりの視界が塗り替えられていきます。
気が付けば私は、自然と人を避けるようになっていた。
話しかけられても、愛想笑いをつくるので精一杯。
……どうしてこうなってしまったのだろう。
その日の休み時間、不意に先輩の女の子に声をかけられた。
綺麗な赤色の髪に可愛い白の花飾り、すこし小柄なのが印象に残った。話したことはない。
「あなたって、あっちでピアノやってたんだって?しかも県のコンクールに出たとか!」
……また噂か。
げんなりしながらも、笑顔を繕う。
「ご、ごめんなさい。私、コンクールに出たことはないんです……」
「え?そうなの?でもピアノやってたんでしょ?ねぇ、うちの部活入ってくれないかなっ?」
「……は、はい……」
「ほんと!?ありがとうー!」
本当は入りたくなんかなかった。でも、期待には答えたかった。
……いいえ。私には断る勇気がなかったんだ。これ以上周囲から浮きたくなかった。
これでは母になにもかもを決められていた、あの頃となにも変わらないではないか。
GM(もたち)
という内容でした。Pコトノハは人情。
期待(白のアネモネ)だったので、せんりとはレゾナンスしなかったね。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「己を殺して周囲に合わせたものの嘆き、か。わかる、とは言えないな……」
国枝棗樹(Dateryu)
「………」
自覚はないが、何も返せない
黒雲鵺
棗樹と同じじゃん。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「いつだって自分を殺すのは自分自身だね。
……さあ、次へ行こうか」
国枝棗樹(Dateryu)
「う、うん……」
GM(もたち)
噂のチシャーネコはここには居なかった。さぁ、次の花弁痕を探そう。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「あ……、もう終わりましたか?」
様子をうかがいつつ扉を開く。
GM(もたち)
扉の脇にはもうなにも喋らなくなったウサギが転がってますね。
こきゅーとす
転がってはいるのか……。
GM(もたち)
消えていないねぇ。
国枝棗樹(Dateryu)
「終わったよ。次の花弁痕を探しに行こう」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「何をそんなに怯えてるんだい君も!」
軽く突っ込みつつウサギ拾って紫乃に投げておくか。
黒雲鵺
ウサー!
GM(もたち)
ひどいことをするw
もやししゃも
紫乃がウサギ抱いて歩いてたらファンが増えるかなって。
GM(もたち)
でもそのウサギ首もげかかってるよ。
皆月紫乃(こきゅーとす)
思わずキャッチして涙目になる。
Dateryu
CRのウサギじゃなかったらこの場で直すのに
黒雲鵺
CRの針と糸を出せばできるんじゃないか……?
GM(もたち)
わざわざCRで針と糸を?
でも面白いね。いいんじゃないかな。
黒雲鵺
CRから現実への干渉は基本できないけど、
こっちからは自分と同じ座標に仮想の体を用意すれば触れるよな
GM(もたち)
基本的に物理演算が効くので、
仮想の体がなくてもたいていは触れたようなかんじにはなる。
触れるかどうかはピクシーとかによって設定が違うってかんじかな。
黒雲鵺
なるほど、当たり判定のないピクシーもいるか。
……というかよく考えたらせんりは掴んで投げてるじゃねーか!
紫乃もキャッチしてるしな!?w
GM(もたち)
そうだねw
Dateryu
じゃあ折角なので特技を披露させていただこうかな。
国枝棗樹(Dateryu)
「あ、皆月さん。そのウサギ、ちょっと貸してもらっていい?」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「…は、はいぃ…」
おずおずとうさぎを差し出す。
国枝棗樹(Dateryu)
「このままにしておくのもなんだか可哀想だしね……」
と言いながらCR用のソーイングアプリを開きます
GM(もたち)
ソーイングアプリ。おもしろいな。裁縫の練習とかに使われてそうだ。
黒雲鵺
CRのぬいぐるみがほつれるというのもなんとも、
そういうままごと用ならあるのか?
躑躅森せんり(もやししゃも)
感心しながら眺めてる。
皆月紫乃(こきゅーとす)
様子を見ている
GM(もたち)
なんということでしょう。
匠の裁縫技術によって、ウサギの首が綺麗に縫い合わさっていきます。
Dateryu
カラーパレットでウサギと合う色を調色し、
色に反映させて縫い目に違和感がないように……っと。
黒雲鵺
綾音もそれを見てたらちょっと感心したかもしれないな。
GM(もたち)
アヤネの好感度上げフラグ踏み逃したかー。
Dateryu
あー、選択肢ミスったなー。
こきゅーとす
ハーレムルートは遠い。
黒雲鵺
出会うのがめんどくさいヒロイン。
GM(もたち)
……あれ。
これ、うさぎちゃん息を吹き替えしたほうがいいの?
黒雲鵺
息吹き返すってw
こきゅーとす
別に動かなくてもよい。なんかRPはできそうだ。
GM(もたち)
息を吹き返したところでまたあの狂った感じだと、
ただただナツキくんが嫌がらせしたみたいになっちゃうしなぁ。うーんと……
GM(もたち)
不気味なウサギのぬいぐるみはナツキの手によって、
お店に並んでてもおかしくないほどに、かわいらしいものに変貌を遂げた。
感動的ビフォー・アフター……。
なお、自立して動いたりはしない。
こきゅーとす
職人か何か?
Dateryu
凝り性なんです。
国枝棗樹(Dateryu)
「これでよし、っと……はい。」
きれいに仕上がったウサギを紫乃へ。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「あ、はい……どうも……。」
流れで受け取ってしまう
黒雲鵺
たしかに紫乃のものではないw
GM(もたち)
せやなw
所有権とかは設定されてないので自分のものにしても問題はないよ。
もやししゃも
なんか怯えてたから投げただけだもんなw
Dateryu
ナツキ本人もなんとなく渡しただけで何も考えていないぞ!
GM(もたち)
しかしなんとなく渡したくなるってのは、なんかいいなー。
黒雲鵺
セッション中で手に入ったアイテムはな、何かと後半の演出に使えるんだよ
皆月紫乃(こきゅーとす)
では、きれいになったウサギをまじまじと見つめてから
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……見た目じゃ、ないよね。」
ごめんね、とつぶやいてからそっとウサギを撫でよう。
Dateryu
はーーー好きーーーーー!!!
GM(もたち)
見た目のことが悩みである紫乃ちゃんからこの言葉が出るのは最高。
ありがとう……。
もやししゃも
わかる。
GM(もたち)
なんだか親睦も深まったような気がするね。
といったところで、3人は音楽室をあとにします。次の手番に参りましょうか。