Scene8
ラストパイル
「なぜ戦うって?――――
キミたちのやっていることが、僕たちを苦しめているから。悪行(わるいこと)だからに決まっている。
僕はただ、善い子(ふつう)で居たいだけ――――
キミたちはそれを邪魔するモノ――――
……だから消さなくちゃならないんだ。」
顕現した鍵を逆手に握り、首筋へ押し当て――――――
一気に掻き斬る。
「僕に、僕たちに――――ピーター(キミたち)の支援は必要ない」
首を描き切るバーチャル自傷の動作とともに、鍵へパーティクルが集結し、武器の姿を形成する。
「――――さぁ、行くよみんな。この事件を……終わらせよう。」
もやししゃも
えー!!
鍵で首を掻っ切るのは好きな演出~。なんならもう一個LIKEしたいぐらい。
黒雲鵺
『幼い正義』にLIKE。
ラストパイルってもしかして結構長いほうがよかったりする……?
もたち(GM)
長さはべつに制限とかない。
短くまとめられるなら短くかっこいいほうがいいのは間違いないだろうけど、
僕はいつもクソ長いぞ。
こきゅーとす
私は多分そんなに長くないと思うよ
ピーターに向け1歩踏み出す。
「…私は。」
目を閉じ、想いを馳せる。アリスという少女のこと。自分のこと。それから。それから。それから。
「―…きっと我儘になってしまうのだろうけど…。
それでもあの子に、何気ない『普通』を贈りたいから……。
……だから、ごめんね。」
目を開き、悲しそうにピーターを見つめる。紫乃の前に、背丈ほどの水鏡が浮かぶ。
「私を受け入れて……」
「Please accept me―」
鏡の中に紫乃が『沈んで』いく…。
水鏡に『沈み』、通り抜けた紫乃の姿は――――
ウサギさんだった――
GM(もたち)
!?
黒雲鵺
なんで!?w
Dateryu
うおおおおおおおおおおお!!
バニーーーーーーーー!!
もやししゃも
お、おう!?
こきゅーとす
もともと描いてたんだけど、ウサギ渡されたりピーターがウサギだったりで楽しくなった。
バニーは偶然。
なんかえっちな格好させたいなあと思ったので実装しました。武器は手鏡です。
「私は……」
私には力が足りなかった。私には助けられなかった。
だから“この道”を選んだ。もうあんな絶望を、繰り返さないために。
「……たとえそれが間違っていたとしても、もうあの頃には戻れない。」
「だから、逃げるわけにはいかない。」
大きな青紫の蓮が地面から綾音を包み込み、花開くと同時に六腕の仏像が腕を開き現れる。
顔を上げた綾音の髪や服が青くきらめく。
「――――だからてめぇらは、さっさとくたばれ。」
花が開き終わると同時に、同じ色の巨大な剣が直上に伸び、
ザンッと前に切り下ろし、周囲に花吹雪が舞い散る。
「おまえにゃわかんね―だろーが……礼を言っとく。」
「ありがとよ、幸せな家族、見せてくれて。」
「私はお前の悩みなんざ知らねぇ。――――けど“これ”はもう、私の感情だ。」
もたち(GM)
『ありがとよ、幸せな家族、見せてくれて』って……。
あ、もうだめ。こういうのに弱いの……。※顔を覆っている。
こきゅーとす
花吹雪と感謝の言葉にLIKE。
もやししゃも
花吹雪いいね
Dateryu
「だから、逃げるわけにはいかない」と
「けど“これ”はもう、私の感情だ」にLIKE。
「僕は彼女の親の事をほとんど知らない。だけどね、
親の威光ってものがどれだけ子供に影響を与えるかは知っているつもりなんだ。
そういう事例もいくつも見てきた。」
テーブルナイフを持つ手を振るって地面に切れ目を入れると、
そこからいくつかの赤い球体がずるりと染み出し浮き上がる。
「そう言う子供たちを目覚めさせ成長させるのは、
親でもなければ君たちピーターなどであるはずもない。自分自身だ。」
「例え体中血に塗れようと、口から出る言葉が嗚咽だけになろうとも。
僕らは目を見開いて前に進まなければならない。」
言い終わると同時に、球体にスピーカーのような、目のような形状が表れる。
「だから甘やかすことでしか干渉できないピーターを…僕は決して認めない。」
せんりがうつむくと眼鏡が光る。それと同時に全ての球体の視線が一斉にピーターに集中する。
もたち(GM)
ひぇ……。なんつー見た目のリビド武装なんだ……。
何故ピーターというものが『敵』なのか。正しく理解している。ありがとう。
黒雲鵺
目を見開くリビドにLIKE。
こきゅーとす
「甘やかすことでしか干渉できないピーターを…僕は決して認めない。」にLIKE
Dateryu
好き。
もたち(GM)
この通り、ラストパイルで皆さんたくさんLIKEしてくださるんですけどね?
残念ながらここのLIKEは合計数に集計されませんw
とはいえカウントされないだけなので、今後も投げるのはご自由にどうぞ。
もたち(GM)
みなさんの『決意』によって、ピーターの秘匿されていたデータは看破され、
戦う『決意』を示し『宣戦布告』を行ったキミたちは、『ピーターと戦う権利』を得ました。
キミたちの『決意』を聞き届けたピーターが、口を開きます。
Wonderland Black Rabbit(もたち)
「……違うのです。
私はあなた方に消されずとも、いずれこのセカイによって、抹消されるでしょう。
……私はMoM。育児支援AIです。
仰せつかった仕事を全うするどころか、
お嬢さんを危険な目に合わせてしまった私は、すぐに処、分……さ…‥れ……」
GM(もたち)
ガガガッ……と、
突如キミたちの視界……CR空間にノイズが走り、
天地がひっくり返ったような強烈な違和感がキミたちを襲う。
こきゅーとす
ぬっ
黒雲鵺
あっ!イレギュラーなやつだこれ!
Wonderland Black Rabbit(もたち)
「……」
GM(もたち)
すぐにそのノイズは収まる。
Wonderland Black Rabbit(もたち)
ウサギは口を半開きにしたまま硬直していたが、
突然自らを拘束する鎖を引きちぎろうともがき始める。
「……現在の命令よりも上位の権限による命令を確認。
緊急措置。スプライトの転送を開始。
……エラー。何者かの妨害により命令を実行できませんでした。
再度転送を開始。
エラー。
再度転送を開始。
エラー。
再度転送を開始。
エラー。
再度転送を開始。
エラー……」
うさぎは狂ったように言葉を並べる。
GM(もたち)
そして、ゴゴゴと地響きのような音を上げながら、空き教室の景色が塗り替わっていく……