Scene2
悪いね君たち、彼は僕を選んだのだ。
GM(もたち)
躑躅森せんりちゃんはジェームズ機関のオペレーター、花澤E子から
「ウェンディの仕事があるからほんと~にごめんなさいなんだけど、
とある事情で対面してお話がしたいので、
授業を抜け出して保健室まで来てくださーい。
あ、ついでに国枝 棗樹(なつき)くんという生徒がウェンディなので、
教室から連れ出してきてくださいね~!」
と言われています。
で、棗樹くんのシーンから始めるんだけど、
このあとちょっとめんどうな子たちに絡まれてしまうので、
せんりはいいかんじに引き剥がして、花澤E子の待つ保健室に向かってください。
黒雲鵺
無茶すぎるだろww
こきゅーとす
無茶振りだった
dateryu
まぁまぁな無茶振りだな!
もやししゃも
ざっくり
GM(もたち)
無茶振りだよ? ぼくはきみたちのちからをしんじている。(キリッ
では、シーン開始。
――――朝のホームルーム前の教室。
クラス替えから1月ほど経過しているため、あるていどクラスのグループ分けは済んでおり、仲のいい生徒たちがいくつかのグループを作って談笑に興じている。
やや透けた板状の画面を浮かせて友達に映像を見せびらかす者。席に座り、独り黙々と机に乗せたピクシー(CR空間に作り出せるAIを搭載し、姿かたちをもったキャラクター)のモデリングに興じている者。友達の背に指でCRの落書きをし、ケタケタと笑い転げている者。課題として出されたテキストデータをなんとか複製できないと試みる者。CRのアバターを席に座らせ、リモートで授業の開始を待つ者……。
いつもと変わらぬ風景。いつもと変わらぬ時間。
そんな空間の中で、国枝 棗樹も少し退屈な一日の始まりを感じていた。
dateryu
では、窓際の後ろから2番目にある自分の席に座って、眠たげな目をしていよう。
クラスの大体の相手とはそれなりに親しいけど、特に決まったグループにはいません。
GM(もたち)
主 人 公 の 風 格(窓際後ろから2番目の席)
こきゅーとす
主 人 公 に の み 許 さ れ た 席 位 置
黒雲鵺
さりげない主人公ムーブにLIKE。
国枝棗樹(dateryu)
(ふぁぁ……また遅くまで針作業しちゃったなぁ……)
GM(もたち)
……なるほど。
ではそんな中、不意にこんな話声が聞こえてくる。
女子生徒A(もたち)
「ねぇ聞いたー?今なんか中等部がおかしなことになってるんだってー」
女子生徒B(もたち)
「聞いた聞いた。誰かがCRでいたずらしてて、
中等部全体がおとぎの国みたいになってるらしいよ」
女子生徒C(もたち)
「えーなにそれランド?
楽しそうじゃん、昼休み覗きに行こうよ~」
国枝棗樹(dateryu)
(CRでいたずらかぁ……まぁ、そういう事する人もいるよね。ふぁぁ……)
ぼんやりと生あくびを噛み殺す
GM(もたち)
ナツキくんがそんなことを思っていると、クラスのちょっとガラの悪い生徒たちがナツキくんに声をかけてきます。ナツキくんは彼らとそこまで仲がいいわけではないですね。
寺門(もたち)
「なぁ国枝くん。俺らと一緒に昼メシ食わね?」
国枝棗樹(dateryu)
「……別にいいけど、いま朝だよね?
ずいぶん気が早くない?」
寺門(もたち)
「バッカかおめー、ちげーよ、昼休みんときだよ」
肥後(もたち)
「せっかく同じクラスになったんだからさぁ~、
ほら、"みんな仲良く"ってよく言うよね?
オレらもクラスの全員と仲良くなりたいしよう?
それに、そのほうが学校生活楽しいと思わない?」
上島(もたち)
「それ名案ン。
いいよいいよォ~、肥後くんは頭がいいなァ~」
国枝棗樹(dateryu)
「まぁ、それはそうだけど……」
寺門(もたち)
「え、何?それってご了承森羅万象万事オッケーってこと?
……じゃあ国枝くんさぁ~、
1限終わったら、ソッコーで焼きそばパン買ってきてくんね?」
肥後(もたち)
「うわ、寺さんそれ引くわ。
でも実際ここの購買部、メシうめえから昼休憩になってから行っても人気メニューは売り切れてんだよねぇ」
上島(もたち)
「俺ラーメンンン!!」
国枝棗樹(dateryu)
「購買ならカップラーメンかな?いいよ。」
頼まれごとは断らない。断れない。
寺門(もたち)
「いいのぉ!?え~、悪いなぁ~!!」
寺門は肥後、上島とともにハイタッチして盛り上がる。
肥後(もたち)
「頼んだらなんでもやってくれるって、本当だったんだねえ」
国枝棗樹(dateryu)
「あははは…」
3人に合わせて愛想笑い
肥後(もたち)
「いやね、正直オレ、棗樹くんのことよく分かんなかったんだよね。
だって国枝くんいっつも大人しいし。
それに、たま~に授業、ふらーっと抜け出すでしょ?」
上島(もたち)
「え、なになに、それってもしかして、訳ありってヤツゥ?」
国枝棗樹(dateryu)
「いや、それはその……」
ウェンディであることは秘密なのだ。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ナツキって聞こえた!君だね国枝棗樹というのは!!」
ハイタッチしている3人の顔面を手で押しのけて後ろから現れる。
GM(もたち)
(ここでタイミングを見計らっていた、もやししゃもさん(せんりちゃん)登場。
いいタイミングだ)
国枝棗樹(dateryu)
「ええっ?
その、たしかにそうだけど……?」
寺門(もたち)
「なんだこいつ!?
え、ほんとに誰、このガキんちょ?」
上島(もたち)
「ってぇなァ……なにこれご褒美?」
手で突っぱねられた頬をさすってる。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ガキとはなんだ、君たちのたった1年下だよ?」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「まあそれはともかく、ナツキ君ちょっと顔を貸して欲しい。
親指でクイクイッと。
国枝棗樹(dateryu)
「えっ、あの、急に何を……」
と、言いかけたとこで察する。
国枝棗樹(dateryu)
「……ごめん寺門くん、肥後くん、上島くん。
約束はキャンセルさせて欲しいかな。埋め合わせは今度するからさ。」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「うんうん、察しが良くて助かる」
寺門(もたち)
「は?ちょ待てよナツキくん。
一限終わったらパン買ってきてくれる約束だろ?
友達よりそのガキんちょ優先すんのかよ」
肥後(もたち)
「寺さん、本来の目的と偶然の産物が入れ替わっちゃってるよ。
でもまー、こっちのほうが先約ではあるよねぇ。萎えたわ」
上島(もたち)
「萎えぽよォ」
国枝棗樹(dateryu)
「だからごめんってば。ちょっと大事な要件なんだ」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「悪いね君たち、彼は僕を選んだのだ。
こっちの用事が終わってから矢でも鉄砲でも何でも買いに行かせなさい。」
もやししゃも
別にいじめは止めない
GM(もたち)
なるほど、せんりちゃんはそういうスタンスか。
彼らはいじめだとは思ってないんだけど、彼ら以外からすればそう見えるね。
dateryu
よかったなもたち。
うちのべつのキャラだったらこのシーン普通に戦闘シーンになっていたとこだ
黒雲鵺
おう、私(綾音)だったら二度誘ってきたら顔面パンチだ。
GM(もたち)
このひとたちこわいよう。
GM(もたち)
では、上島がすこしポカーンとしたあと、なにかを察したように指パッチンする。
上島(もたち)
「なるほど……つまり"コレ"ですねェ?いいよいいよォ~~」
小指を立て、ニヤニヤと棗樹とせんりを交互に見る。
寺島&肥後(もたち)
「ぁあ~~~~」(納得)
国枝棗樹(dateryu)
「いやいやいやいや、初対面だからね?」
寺島(もたち)
「まー待て、皆まで言うな、分かってる。
……行ってきな、国枝」
キランと歯を光らせる寺島。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「短絡的な推理だなー肥後君。
僕はナツキ君と会うのは初めてだし何の感情もわいてはこない」
ナツキの腕をとる。
肥後(もたち)
「ヒューッ!」
GM(もたち)
肥後の大声に反応したのか、クラスメイトたちがざわざわと騒ぎ始める。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「ふむー、参ったなー、騒ぎが大きくなるのも嫌なんだよなあ」
顎に手を当てて考える。
国枝棗樹(dateryu)
「ああもう、朝からなんなんだよ……」
頭を抱えながら、せんりの手を引いて教室から逃げるように出ていきます。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「いいか生徒諸君。君たちがもし……
ってナツキ君!これでは誤解が深まるだけの悪手……!!」
と言いつつ引っ張られていく。
国枝棗樹と躑躅森せんりは背中から聞こえてくる「きゃー!」という生徒たちの声から逃げるように教室をあとにし、花澤E子の待つ保健室へと向かった。
GM(もたち)
なんかしらんが面白い感じになったな??
黒雲鵺
面白いことになったの間違いでは?
dateryu
日常から突如訪れた非日常って感じ。
もやししゃも
ふふ、これは伏線なのだよ。今後ナツキ君は
違う女生徒をとっかえひっかえそばに置いているところを目撃されるのだから
dateryu
あっ
こきゅーとす
なんたること
GM(もたち)
大草原
黒雲鵺
それ伏線ちゃう、罠や
dateryu
あの3人組からそのうちガチ目のリスペクトをされたりとかしそう
GM(もたち)
棗樹さん毎日女子をとっかえひっかえ……超かっけぇーッ!!!
コツとか教えて下さいっす!マジリスペクトっす!
黒雲鵺
ガチ目のリスペクトは草