リサーチカードC
普通じゃなくたっていいじゃないか
GM(もたち)
ではリサーチ再開だ。お昼ごはんを済ませたキミたちは再び捜査に戻る。
ということでおなかもいっぱいになった紫乃ちゃんはどこへ向かうかな
こきゅーとす
渡り廊下にしょうかな
GM(もたち)
OK。
コトノハチェック……うん、ハズレなので普通に捜査だ。
ただしい並び順を知らないトランプの兵隊たち。
正しい並び方を知っているのは意地悪なハートの女王だけ!
ああ、なんという意地悪!
かわいそうな兵隊たちを正しい並び順に導くことのできた、
女王の心を見透かす賢い貴方は、
きっとどんな人の心でも読むことができるでしょう!
GM(もたち)
そんな噂を聞いたシノは渡り廊下へと向かう。
黒雲鵺
また中等部へ向かう時に渡り廊下を通ったか。
こきゅーとす
ではそんな感じで。
GM(もたち)
渡り廊下はたくさんのトランプの兵隊で埋め尽くされていた。
わちゃわちゃみちみち。
黒雲鵺
うわあ。
Dateryu
密です。
GM(もたち)
こいつらがコンピューターウイルスもってたら、CRパンデミックだな。
まぁピーター由来だから実際ウイルスみたいなもんだが。
ちなみにトランプ兵どもをCRグラス越しに視点をフォーカスすると、
名称は「????」ってかんじに表示される。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「思っていたより、すごい混雑ですね……」
トランプ兵(もたち)
みんなと目が合ったトランプ兵の1人が近づいてくるよ。そして
「おお、そこな旅の人よ!どうか哀れな我らをお助けください!」
と助けを求めてくる。
才賀綾音(黒雲鵺)
「なんだこいつら」
皆月紫乃(こきゅーとす)
左右を確認して他の人じゃないことを確かめてから、
「ええと…どういうことでしょう?」
トランプ兵(もたち)
「あんただよ。」って迫ってくるね。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「ちかい、ちかいです…」
ウサギを盾にする。
GM(もたち)
兵隊たちはどうやら誰がどこに整列するのが正しいかが分からず
途方にくれていたらしい。
どうやら彼らは『数字順に並ぶのは間違っているということは知っている』が、
『どう並ぶのが正解なのかは分かっていない』ようだ。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「正しい順番……うーん?」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「手がかりだとすれば、ある程度理屈の通った方法を示してやればいいんじゃないかな」
ハートの女王(もたち)
紫乃が悩んでいるとですね、トランプの兵の人混みもといトランプ混みの奥に、
ハートの女王がいることに気づきます。
彼女は途方に暮れた兵隊たちを意地の悪そうな顔で眺めていますね。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「数字順ではないなら、スート順?それとも手札として強い順…?」
GM(もたち)
では彼らはシノちゃんの提案したように並び替わりますが……、
ハートの女王は首を縦に振りません。
才賀綾音(黒雲鵺)
「ハートの女王が並び方知ってるんだろ? ぶっ飛ばすか??」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「えっ、えっ、そういうのいいんですか?」
GM(もたち)
名案だな。しのちゃんがやるならOKだすわ。
黒雲鵺
草
躑躅森せんり(もやししゃも)
女王を指さし
「無理難題を与えて戸惑うさまを楽しむタイプの顔だね。底意地の悪いが、
それを指摘するとことさら怒り狂う奴だからくれぐれも注意してね」
才賀綾音(黒雲鵺)
「お前が一番注意しろ」
国枝棗樹(Dateryu)
「そ、そういうのはもうちょっと
聞こえないように言ったほうが良いんじゃあ……」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「???」
GM(もたち)
せんりの指摘は図星だったのだろう。
ハートの女王は敏感にその声を聞き取ったのか、奥でぎゃーぎゃーと喚き出し、
トランプの兵たちがどうどう……と女王を抑える。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「ん……?
そもそも並ぶ必要なんてないのでは……?」
GM(もたち)
ほう。
トランプ兵(もたち)
「どういうことだお前、説明しろ」
と言ってくるのでここで判定をどうぞ。
みんなとのロールプレイが良かったし判定に+1で。
こきゅーとす
発想的な意味でIMAとか?
GM(もたち)
このシナリオでは万能能力な気がしてきたぞ、IMA。
黒雲鵺
そうやな…
こきゅーとす
ハハハ
こきゅーとす
(コロコロ……)
13なので成功しました。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「ええと、最初から正しい並び順なんてなくて、
そもそもこう並べ……みたいな指示もないようなので……。
並ばないことが正解かな……なんて。」
ハートの女王(もたち)
ではハートの女王が紫乃ちゃんの指摘を聞くと、
頭に血が登ったのか、みるみるうちに赤くなっていきます!
皆月紫乃(こきゅーとす)
「えっ、あれ?ご、ごめんなさい!?」
GM(もたち)
紫乃ちゃんが慌てていると、
ハートの女王は青くなったり緑色になったり、忙しなく顔色を変えたと思うと、
しゅるしゅるとその姿形を変え、キラキラと輝くイトスギの木になってしまった。
トランプの兵たちはそれを見て歓声を上げる。
黒雲鵺
なにー!?
もやししゃも
[絶望]はここかw
GM(もたち)
トランプの兵たちが「途方に暮れていた」なので[絶望]。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「これでよかったんでしょうか……?」
トランプ兵(もたち)
「ありがとう!ハートの女王の弾圧から開放されたよ!」
と紫乃ちゃんにお礼をいいながらその手を掴んでぶんぶんと振る……
ようにはするが、実際には握れはしないので一人で手を振っているだけに見える。
皆月紫乃(こきゅーとす)
掴まれたと思ってビクッとするけど、掴まれていないのでホッとしている
躑躅森せんり(もやししゃも)
「理屈は通ってたよ、たぶんそれが重要なんだろうね」
トランプ兵(もたち)
兵士たちは持っていた武器を放り捨て、蜘蛛の子を散らすように去っていく。
黒雲鵺
農民に戻るのか、兵士たちよ……
GM(もたち)
それほどまでにパワハラがひどかったんだろうなぁ。
GM(もたち)
そしてその場に残されたのは、キミたちとイトスギの木のみとなった。
これが花弁痕です。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「ええと、じゃあ、あとは……これだけですね。」
せんりちゃんに返しつつ、イトスギの花弁痕に向き直ります。
皆月紫乃(こきゅーとす)
しばらく深呼吸をしてから、
「……見せてね。」
と鍵を挿します。
Dateryu
はい可愛い。
黒雲鵺
ターゲットの事を考えてて良き
GM(もたち)
それではその鍵を伝い、記憶が流れ込んできます……。
ということで暴露描写。
「普通」の子たちに混ざるには、「普通」を知らなければならない。
そう考えた私は「普通」を学び始めた。
普通の子は、スカートを短くする。
普通の子は、厚い化粧をする。
普通の子は、いただきますって言わない。
普通の女の子は、既読無視しない。
……そうでした。そもそもメッセージが送られてこないんでした。
「普通」になるのって、大変だ。
そんなことを悩んでいたら、隣の席の子に声をかけられた。
「なあ、お前って、あの聖星女子学園から来たってマジ?」
反射的にびくっと体が跳ねる。そして何かが、すうっと抜けていくのを感じた。
どこから知ったのだろう。噂って恐ろしい。
「えーっ!聖星女子学園ってあのお嬢様学校の!?」
ぞろぞろとクラスメイトたちが集まり、否定することさえ許されなかった。
私が聖星女子学園の出身だからって、それがなんだと言うのだろう。
それからあれよあれよと言う間に事実と根も葉もない噂が尾ひれはひれをつけ、
学年中に広がっていった。
ああ、終わった。
私の、普通の女の子擬態大作戦は、「噂」によってわずか数日のうちに打ち砕かれた。
どうして誰も直接聞きに来ないのだろう。どうして誰かに「私」を決められなければいけないの……?
皆月紫乃(こきゅーとす)
顔色を悪くして、ぺたんと座り込みます。
国枝棗樹(Dateryu)
「皆月さん……大丈夫?」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「良い情報はあったかな?」
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……ごめんなさい、大丈夫です。
……すこしだけ、重なっただけで……。」
目を伏せ、ウサギをギュッと抱きしめます。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「普通というものに憧れて、でもそうは在ることができなかった……と。」
GM(もたち)
ああ、そうか。紫乃ちゃんの悩みは恵まれた体型によるものだったね……。
記憶の追体験は他人の記憶を自分のもののように感じ取ってしまう。
自分の悩みに通づるものだったときはかなりしんどいだろう。
それはそれとして、ウサギをぎゅっとするのかわいい。
もやししゃも
あざとい。
こきゅーとす
いい小道具を手にしてしまったな。
才賀綾音(黒雲鵺)
「普通……普通ねぇ」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「普通に憧れた時点で普通にはなれない。
皮肉なものだけど、それが判断できないほど追い詰められていたのかなー」
国枝棗樹(Dateryu)
「……」
普通というワードに何かを言おうとするが、言葉に詰まって沈黙する。
才賀綾音(黒雲鵺)
「……そもそも、『普通』なんざ、どこにも落ちてねーよ」
けっ、と気分悪そうに次へ行こうと歩き出す。
躑躅森せんり(もやししゃも)
「そうだねえ。
普通じゃなくたっていいじゃないか、
人間みんなどこかしら異常なものだ。
さあ、次へ行こう」
綾音の後を追う
GM(もたち)
いいセリフだ……。
そうだ、それをアリスに伝えてほしいんだ。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……あの、ところでその、どなたかお願いがあるんですが……」
躑躅森せんり(もやししゃも)
「うん?」
立ち止まる。
皆月紫乃(こきゅーとす)
「……立てなくなっちゃって…」
涙目
国枝棗樹(Dateryu)
「あ……」
座り込んでいる紫乃に気づく。
GM(もたち)
置いてかれてる……w
Dateryu
あざといなぁちくしょう!
もやししゃも
あー、じゃあ悪いけどここはちょっと傷口に塩を塗らせてもらう。
黒雲鵺
誰のだよ。ここにいるやつら傷口しかねーぞ。
GM(もたち)
ウェンディってのはそういう生き物だわな。
こきゅーとす
せやな
躑躅森せんり(もやししゃも)
「どうれ、僕が肩をかそう。
いくら良い人そうな棗樹君と言えども劣情を抱かないとも限らないしね」
と紫乃を助け起こす。
国枝棗樹(Dateryu)
「れ、劣情て!?」
GM(もたち)
《ツーウェイHit》だw
棗樹と紫乃、同時に2方向攻撃しやがったw
皆月紫乃(こきゅーとす)
「あ、ありがとうございますー……」
劣情は聞かなかったことにした。
GM(もたち)
ではそんなところで次の場所へ向かおうか。
もやししゃも
あーい。
GM(もたち)
1サイクル目の最後はー……、
…………。
名前……。
ああ、綾音ちゃんだ。
Dateryu
だいじょうぶかもたち。
GM(もたち)
直前までちゃんと覚えてたのに、
ふわーっと綾音ちゃんの名前が頭から抜けていくのを感じた。貴重な体験だった。
※あとで気づいたことだが、おそらく貧血か寝不足の症状である。
セッション中に体調に異常を感じたら休憩しよう。
こきゅーとす
記憶が……。
黒雲鵺
大丈夫?
ピーターのターゲットになってるんじゃない?
GM(もたち)
かもしれん。
ってことでアヤネちゃんの手番だよ。
黒雲鵺
まぁアテが外れた気がするが、当初の予定通り【中庭】行くか。
GM(もたち)
偶然にも【中庭】にもハートの女王がいるな。
リポップしたみたいですね。
こきゅーとす
ふっふっふ、私を倒しても第二、第三のハートの女王が。
Dateryu
またイトスギをドロップするの?
黒雲鵺
それ私のコトノハだからありがたいんだが?
GM(もたち)
ごめんイトスギは品切れみたいだ。
黒雲鵺
ぐわーーーー。